彼
彼岸花さん (836xstn8)2021/10/10 22:36 (No.5733)削除【名前】
ラミア
【第何基】
弐基
【課目】
医療課
【種族】
蛇の怪物
【性別】
雌
【享年】
350歳(人間でいう35歳)
【死因】
人間に討伐されたことにより死亡
【死亡動機】
一度だけでもいいから燃え上がるようなキスをしたい
【容姿】
尾を合わせて全長3m。爬虫類を思わせる眼力の強い銀色の丸みの帯びた瞳で白眼の部分が真っ暗。軽く巻いた眉下前髪を斜め分けしており、腰まで長いストレートで髪の毛先が紫色の灰色。エルフ耳。顔つきは大人の気品さを持ち合わせ、色っぽさを感じられる。肌色は真っ黒で青白く輝く不思議な刺青が腕やお腹につけられており、手はワニのようになっており爪には青白い。口の中も真っ黒で牙も黒く、舌は蛇のように二つに裂けており青い。体つきは胸がEぐらいあり、お腹はほっそりとしているが下半身が薄ら黒く灰色の鱗がついた210cmの蛇の尾となっており、全身触るととても冷たい。服装はエジプトの襟飾のような見た目をした銀の首飾りに鎖で繋がった紫色の石がついた銀の乳首ピアスをつけている。銀の三重になっている腕輪を身につけてており、腰にはシアー(透けてる)の生地が使われた腰帯に三重ぐらい重なった銀の鎖があしらわれ、雫の形をした青の石が飾られている。
【性格】
通常の蛇と同じく臆病な性格で何かがあるとすぐに丸くなる。寂しがり屋。自分の体質(能力)上から異性だけではなく同性の手が触れ合うだけですぐにごめんなさいと謝る癖がある。触れ合うことは叶わなくてもどこかで人間に対しての憧れを抱いており、興味深く見てしまう。乙女思考なところがあり、いつか熱いキスを交わせるような人と巡り会いたいと理由から会社に入った時点でお察しである。
【能力】
ヴァイパー《蛇の特徴を扱える。蛇のように脱皮をしたり、器用に木を登ったり、泳いだり、蛇のような動きをしたりとあるが、毒蛇と言われるように複数の毒を持ち合わせており、彼女の体液には毒があり、神経毒、出血毒、筋肉毒と言った蛇毒を受けることになる。調整はできるものの、毒は消えないので、あまり触れ合うことはオススメしない。その毒を飛ばすことも可能。自分が毒を持っているために毒に耐性を持ち合わせている。蛇の特徴を引き継いでいるので彼女は変温動物。極度に暑い場所や寒い場所に行くと冬眠モードとなり無防備な姿へと変わる。彼女は急激な気温の変化や環境の変化に追いつくことが出来ない。制御中は筋肉毒以外の使用は不可能》
【兵器】
無し
【特技】
・アスクレピオスの杖(ある世界では医療・医学の象徴とされているように彼女は医療を得意としている。しかし、彼女自体が毒を持ち合わせているので医療をする際は自分にゴム手袋とマスクを装着しなければ相手に迷惑がかかってしまうだろう)
・ヒュギエイアの杯(ある世界では薬学の象徴とされているように彼女は薬学を得意としている。特に自分が持っているからか毒に関しては人一倍勉強をしていたようだ。いつか人間と安全に接することができるように)
【概要】
彼女は恐れられた怪物であった。細々と自分の巣穴で仲間の蛇達と一緒に穏やかに過ごす日々。ある日、自分の巣穴に一人の青年が倒れていた。哀れに思った彼女は青年を運び、自分の巣穴で完治するまでお世話をした。彼女は青年にありとあらゆる知識を読み聞かせのように話した。風はどこからやってくるのか。虹の果て、薬草の育て方に、食べてはいけないもの。代わりに青年は人間世界でのお話をした。家族がいる喜び、農業の大変さ、初恋の相手のお話の中に《キス》という聞き慣れない用語があった。
彼女は問いた。『キスとはなに?』。青年は答えた『キスとは温かくて甘いものだよ』と。巣穴から出ていけるようになった青年は村へと歩いて帰っていっても、彼女の心は知らなかったキスに夢中。私達蛇でキスをしても冷たいわ。人間とするキスは温かくて甘いらしいのよ。そう、自慢げに蛇達に語っては恋焦がれていた。青年は度々彼女の元に現れては、綺麗な花やチーズという食べ物など彼女の洞窟にはなかったものをプレゼントをしては、彼女も病気によく効く薬やお守りをプレゼントをしました。
それから数年の月日が経ち、人々はついに西の魔女の住処を見つけ巣穴に火を投げ入れ焼き殺しました。こうして村は平和を取り戻したのです。おしまい
【SV】
『ネェ、しってる?アノネ、キスってあたたかくてあまいものラシイ。ココロがみたされるモノ。ワタシ、キスしたことない。アナタしたことアル?』
『イタイ、イタイ、イタイ。カナシイ。イタイのは、イヤ。ニンゲンもイタイのイヤ。ダイジョウブ。ダイジョウブ……なおすから。さわる。ごめんなさい』
『おハナきれい。アナタにもあげる。きっとイイコトある。ダイジョウブ。きっとしあわせになれる。だってアナタやさしい。かなしむためのナミダもある。ニンゲンは、てんごくにいけるいきものだっていってた』